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    クルトガ ダイブはなぜ芯が自動で出る?書く力を芯送りに変える仕組み

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    図解屋 / プロダクトデザイン

    文字を書いているだけなのに、芯が少しずつ出てくる。クルトガ ダイブは、筆圧で生まれる回転を、芯を送る前後の動きに変えています。キャップを外したときの芯出しにも、別の工夫があります。普通のクルトガとの違いから、小さな軸の中の動きまで見てみましょう。

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    クルトガ ダイブの手元スケッチと、軸に収まる主な部品の図解

    芯が自動で出るのは、回転を芯送りに使うから

    クルトガ ダイブは、書くときの力で芯を回し、その回転を前後の動きに変えて芯を繰り出すシャープペンシルです。ノックボタンを押す代わりに、筆記中の動きが芯送りを担います。[1][2]

    ここで区別したいのが、「芯が回る」と「芯が出る」です。通常のクルトガの基本機能は、芯を回して偏った摩耗を抑えること。ダイブはそこに、自動芯繰り出しの仕組みを加えています。

    開発担当者への取材では、ダイブの部品数は45点、クルトガは約20点と紹介されています。細い軸の中に、芯を回す・送る・量を調整するための部品が組み込まれています。[2]

    仕組みを5つに分けて見る

    1.書くたびに芯が回る

    筆圧によって芯が少しずつ回る仕組み

    シャープペンシルを同じ向きで使い続けると、芯先の片側が減り、紙に触れる面が広がります。クルトガは、芯が紙に押され、離れる筆記動作を利用して芯を少しずつ回します。芯先の同じ面だけが削れ続けるのを抑える仕組みです。[1]

    この回転を生むのが「クルトガエンジン」。ダイブでは、字を細く書き続けるための回転が、芯を送る動力にもなります。

    2.回転を前後の動きへ変える

    回転を前後の動きへ変える坂と段差の模式図

    開発担当者の説明によると、ダイブにはエンジンの回転を利用する別の機構があり、らせん状の坂を上るように動き、1周すると元の位置へ戻ります。この軸方向の動きを、ノックに代わる芯送りへつなげています。[2]

    図では、らせんの道を横にほどいて示しました。上り続けるだけではなく、段差のところで戻ることが、回転から前後動を取り出すポイントです。

    3.一定の画数で芯を送る

    減った芯を自動で送り出す模式図

    書けば芯は減りますが、ダイブは一定の画数で芯を自動的に繰り出します。先端の金属パイプを紙に引きずってから芯を出すのではなく、芯を出した状態で書き続けられるようにした設計です。[1]

    「自動」といっても、芯が際限なく伸びるわけではありません。書く動きに連動し、選んだ量を少しずつ送ります。

    4.繰り出す量を5段階で調整する

    芯の繰り出し量を5段階で選ぶ調整部

    芯の減り方は、筆圧や芯の硬さによって変わります。そこでダイブは、先端側の調整部で芯の送り量を5段階から選べるようにしています。[3]

    回転を前後動へ変える部分の移動量を変え、送り出す芯の量を調整します。設定を回した瞬間に芯の長さが変わるのではなく、次の自動芯送りに反映されます。[2]

    5.キャップを外してすぐに書く

    キャップの開口にペン先が入り、装着時に先端を押し込む様子

    キャップを外すと芯が出ているのは、キャップの内側に先端部を本体側へ押し込む仕掛けがあるためです。開発担当者によると、ダイブは先端を押し込む動きを使って芯を出す構造。キャップを装着するとその操作が行われ、外したときには書き始めるための芯が出た状態になります。[2] キャップは、持ち運び中の細いペン先も保護します。[3]

    筆記中の回転による芯送りと、キャップによる最初の芯出し。この二つを組み合わせることで、書き始めから筆記中まで、芯を出す操作を減らしています。

    使っている人の感想

    購入者レビューから、書き心地と使い方について好意的な感想を3件紹介します。吹き出しは原文を短く要約したもので、個人の感想です。

    マドックスさん購入者

    書き心地がとてもよく、これまで使ったシャープペンの中でも気に入っています。

    購入者の感想(要約)/2025年1月7日・マドックスさん
    楽天市場 T-CROWNの購入者レビュー

    zenko9666さん購入者

    キャップを外してすぐ書けるのが便利。私には、キャップを後ろにつけた状態が書きやすいです。

    購入者の感想(要約)/2023年9月16日・zenko9666さん
    楽天市場 T-CROWNの購入者レビュー

    カズ44993327さん購入者

    息子への誕生日プレゼントに選びました。滑らかな書き心地を気に入っているようです。

    購入者の感想(要約)/2024年7月18日・カズ44993327さん
    楽天市場 T-CROWNの購入者レビュー

    芯の出方は、筆圧や芯の硬さに合わせて調節できます。キャップを閉めてペン先を保護することも、持ち運びや保管の際のポイントです。

    選ぶときは「ダイブ」かを確認

    この記事の自動芯繰り出しを使いたい場合は、商品名が「KURUTOGA DIVE(クルトガ ダイブ)」であることを確認してください。通常のクルトガとダイブでは、芯を出す仕組みが異なります。今回図解したモデルの芯径は0.5mmです。[1]

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    【0.5mm】三菱鉛筆/シャープペンシル KURUTOGA DIVE クルトガ ダイブ 0.5mm アビスブルー ( M550001PA.33) MITSUBISHI PENCIL

    図解と同じアビスブルー・0.5mmモデルです。販売店はぶんぐる。価格・在庫・送料は販売ページで確認できます。

    三菱鉛筆の公式製品情報を見る

    よくある疑問

    普通のクルトガも、ノックなしで書ける?

    通常のクルトガは、芯を回して偏減りを抑えるのが基本です。この記事で説明した自動芯繰り出しとキャップの機構は、ダイブの特徴です。

    5段階の設定を変えると、すぐ芯が伸びる?

    設定は次の自動芯送りから反映されます。リングを回して、その場で芯を伸ばしたり縮めたりする機能ではありません。[2]

    「DIVE」はどういう意味?

    メーカーは「書く」にのめり込むという開発テーマを、DIVEという名前に込めています。芯を出すために思考を止める回数を減らすことが、製品の狙いです。[3]

    まとめ|書く動作が、次の筆記を支える

    クルトガ ダイブの自動芯出しは、筆記で生まれる回転を前後動に変え、芯送りに利用する仕組みです。筆圧に合う送り量を選べること、キャップを外してすぐに書けることも、ノックの中断を減らす工夫につながっています。

    クルトガ ダイブが自動で芯を出す仕組みをまとめた完成図解カード

    S 33は、なぜ後ろ脚がなくても体を支えられる?
    細い鋼管に重さがどう伝わるのか、動く図解で見てみましょう。

    Yチェアはなぜあの形なのか?
    部材のかたちから、座り心地を支える工夫をたどります。

    参考資料・出典

    1. 三菱鉛筆株式会社「KURUTOGA DIVE」継続品発売の発表(2023年2月15日)。自動芯送り、芯回転、0.5mm仕様。
    2. Impress Watch「ノック不要シャープペン『クルトガ ダイブ』開発秘話」(2023年3月25日)。三菱鉛筆の開発担当者・荒木健太郎氏、福田昂正氏への取材。回転と前後動、送り量の調整。
    3. 三菱鉛筆株式会社「KURUTOGA DIVE」新軸色の発表(2023年11月9日)。キャップ、5段階調整、名前の由来。
    4. 楽天市場 T-CROWN「クルトガ ダイブ」購入者レビュー。紹介した3件の投稿日は各吹き出しの下に記載。

    資料確認:2026年10月10日